北朝鮮の「衛星」打ち上げをめぐって緊張が高まる中、大分県臼杵市で22日、弾道ミサイルの飛来を想定した避難訓練が行われました。

この訓練は臼杵市が国や県と共同で初めて実施したもので、関係機関の職員のほか地元住民ら100人が参加しました。

訓練はイベントの最中に他国から弾道ミサイルが発射され、日本に飛来する可能性があるという想定で行われました。ミサイルの発射と避難の必要性を知らせる Jアラートが鳴ると参加者は職員の誘導に従って体育館の中に退避。低い姿勢で事態が収束するのを待ちました。

(参加した小学生)「音が鳴ったら屋内にすぐに逃げることがわかった」「サイレンが鳴った時の音が怖かった。建物の中に入って頭を押さえるようにする」

市の担当者は今後もこうした取り組みを通じて「ミサイル発射時の避難意識を市民に広げていきたい」と話しています。