労働をめぐる悩みに応じる大分県の巡回窓口が17日、大分市に開設され、パワハラなどの相談が寄せられました。

労働相談は弁護士や労働基準監督官が参加し月1回実施されています。面談と電話で行われた17日の相談にはパワハラや退職勧奨などに関する5件が寄せられました。

昨年度、県が受け付けた労働相談件数は過去10年間で最多の1811件で、コロナ後の経済活動の再開に伴いパワハラ関連が増加しています。また、今後は最低賃金の引上げをめぐり労使双方からの相談が増えるとみられています。

(県の担当)「転職したいが人が足りないので辞めさせてもらえないという相談もセンターに寄せられている。一人で悩むことなく相談をしていただきたい」

県では平日に電話や面談による労働相談を常時受け付けています。