14日午前、大分空港で小型飛行機が胴体着陸した事故で、国土交通省は重大インシデントと認定し、航空事故調査官2人を現地に派遣しました。

この事故は14日午前10時半前、国東市の大分空港でおきたもので、全長およそ9メートルの小型プロペラ機が滑走路に胴体着陸しました。着陸の瞬間には胴体から火花が上がりました。消防によりますと、この事故による火災は発生しておらず、けが人もないということです。

国土交通省はこの事故は「航空機の脚以外の部分が地表面に接触した事態であり重大インシデントに該当する」と認定、運輸安全委員会は航空事故調査官2人を大分空港に派遣しました。

一方、大分空港はこの事故により滑走路が閉鎖され、発着ダイヤに乱れが出ていて、帰省客を迎える家族や、出発する利用者で空港内は混雑しています。

本田航空本社によりますと、この小型飛行機は訓練飛行のため30代と20代の訓練生と30代の教官の3人が乗っていたということです。

大分空港事務所によりますと、事故を起こした小型飛行機は大分空港を離陸し、再び空港に着陸する計画だったということで、車輪が出ない状態となり胴体着陸したということです。