市役所の職員を名乗る男から年金の還付金があると電話があり、大分市の60代の女性がおよそ50万円をだまし取られる詐欺事件があり、警察が捜査しています。

警察によりますと、大分市に住む60代の女性の自宅に8月7日、大分市役所の保険年金課の職員を名乗る男から「6年分の年金の還付金がある。今なら手続きができる。最寄りの金融機関はどこですか」と電話がありました。

女性が金融機関名を伝えたところ、男から「後ほどコールセンターの者から連絡させます」と言われ、その後、コールセンターの職員を名乗る男から電話がかかり、金融機関に行くよう誘導されました。

女性は金融機関に着くと、男から事前に伝えられた「050」から始まるIP電話に架電して指示されるままATMを操作し、50万円を振り込みだまし取られたものです。

女性の話を聞いた家族が不審に思い、警察に相談して詐欺の被害にあったことが分かりました。

警察ではATMに誘導する電話は詐欺なので、指示に従わず家族や知人、警察にすぐに相談するよう呼びかけています。