大分七夕まつりのフィナーレといえば納涼花火大会ですが、今年も大分川の河川敷に大勢の人が集まる光景を見ることができません。大分市の夏の風物詩が消えるかもしれない事態に市も対策に乗り出すことになりました。
1950年から始まった大分合同新聞納涼花火大会。毎年10万人を超える人出でにぎわいますが、2020年以降3年間はコロナ禍で開催されていませんでした。今年は新型コロナの行動制限がなくなったものの花火の費用をはじめ、物価高騰のあおりを受けて開催を断念。その代わりに6日の午後8時からサプライズイベントとして花火が打ち上がります。
大分市の夏の風物詩が開催されないことに市民からは「知らなかったです」「なくなったと言っているのでショックかな」「ちょっとさみしいかな、今回は家から見られればいいな」などの声が上がっていました。
花火大会の存続に向けて市も対策に乗り出します。足立信也市長は花火大会の復活を求める意見や資金調達の具体案が寄せられていることを明らかにした上で、来年の開催を目指して後押しする方針を示しました。
(足立信也市長)「花火はやらないのと聞きました。私の印象でもあれは大きなもの。このまま来年もという考えは持っていません。なにか考えたいなと思っています」
長年多くの市民に親しまれてきた納涼花火大会。復活させることができるのか、市をあげた議論が始まります。