猛烈な暑さが続いた30日までの1週間、大分県内では熱中症患者が急増し、九重町では自宅の敷地内で高齢の男性が死亡しています。
県のまとめによりますと、30日までの1週間、県内で熱中症の疑いで病院に運ばれたのは107人と今年初めて100人を超えました。このうち入院が必要な重症患者が6人、病院での治療が必要な中等症も46人にのぼっています。
年齢別では高齢者が70人と全体の3分の2近くを占めています。また、発生場所別では住居が52人と半数近くにのぼり、屋内でも熱中症の危険性が生じています。
九重町では28日、73歳の男性が自宅の敷地内で熱中症の疑いで死亡したほか、杵築市では31日朝、道路脇の草むらで倒れ一時重体となっていた84歳の男性が熱中症と診断されています。