気象庁は25日、九州北部(山口県含む)が梅雨明けしたとみられると発表しました。平年より6日、去年より3日遅い梅雨明けで、九州北部だけが最後まで取り残されたのは1970年以来53年ぶりです。
九州北部は向こう1週間おおむね晴れる見込みで、気象庁は午前11時に「九州北部が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。平年より6日、去年より3日遅い梅雨明けです。
今季は沖縄が6月25日に梅雨明けし、奄美、中国、近畿、東海、四国、北陸、関東、東北地方が7月22日までに梅雨明けしましたが、最後に九州が残り、7月23日には九州南部が梅雨明けしました。大分地方気象台によりますと、九州北部だけが取り残されたのは1970年以来53年ぶりということです。
5月29日に梅雨入りした九州北部の期間中の総雨量は、佐賀で1107ミリ、山口で926ミリ、福岡で767.5ミリ、熊本で754ミリ、大分で639.5ミリ、長崎で631.5ミリとなっています。
25日の大分県内は高気圧に覆われておおむね晴れていて、ほとんどの所で最高気温が30度以上の真夏日になり、日田市では35度以上の猛暑日が予想されています。

また、8月1日にかけて全国の広い範囲で晴れの日が続き、厳しい暑さとなる見込みです。連日、猛烈な暑さが続く所もあり、適切なエアコンの使用やこまめな水分補給、屋外での活動を控えるなど熱中症に警戒が必要です。