水難事故や熱中症などが増える夏休みを前に、大分市の中学校で消防隊員による救命講習会が行われました。

大分市の稙田西中学校では2年生93人を対象に19日、大分市消防局と大分救急医学会が命を守るための講習会を行いました。講習会では夏休みに増える水難事故など、緊急時における対処法をスライドを使って説明したあと、消防隊員が人形を使ってグループごとに心肺蘇生法の手順と方法を指導しました。

生徒たちは傷病者を発見した際に必要な行動やAEDの正しい使い方を実演を交えながら学んでいきました。

(参加者)「私は将来医療系に勤めたいと思っていたので実際にAEDを触ってみていい経験になりました」「まず焦らず、勇気をもって自分がしなければいけないという意思を持ってみんなに呼びかけたり、自分から率先して人工呼吸とか心臓マッサージをしていきたいと思いました」

大分市消防局は水難事故などが発生した際は落ち着いて、当事者の命を守る行動をとってほしいと話しています。