海や川などで遊ぶ機会が増える夏休みを前に大分県国東市の小学校で服を着たままプールに入る体験授業があり、子どもたちが水難事故から身を守る方法を学びました。
この「着衣泳」教室は水辺で遊ぶ機会の増える夏休みを前に国東市の安岐小学校で行われ、小学5年生と6年生の児童52人が参加しました。子どもたちはまず衣服をつけた状態でプールに入り、水の中では服が体にまとわりついて動きにくいことを学びました。また、助けを待つ際は仰向けになり浮き輪のかわりにランドセルやペットボトルなど身近なものを抱えると体が浮きやすいことを体験しました。
(児童)「上のほうを向いて大の字になって、待つって知りました」「友達や自分が溺れたりしたら、浮きやすいものが必要だと思いました」「(水辺では)溺れないように気を付ける」
県警によりますと昨年度、県内では小学生1人を含む19件の水難事故が発生していて、7月3日には佐伯市の川で中学生が溺れ死亡しています。