大分県内の昨年度の児童虐待相談件数は初めて1000件を上回り、子どもの目の前でのDVや暴言といった心理的虐待が目立ちます。

県内の児童相談所が受け付けた昨年度の児童虐待相談件数は51件増えて1013件で、2008年の統計開始以降最多となりました。相談件数が1000件を超えるのは初めてです。虐待の種類では子どもの目の前でのDVや暴言といった心理的虐待が561件と半数以上を占め、殴る蹴るなど身体的虐待が287件、育児放棄が153件などとなっています。

(県こども・家庭支援課 隅田妙子課長)「子どもが所属する場所や警察からの通告がやはり増加しているということですので発見したら通告しようという意識が高まっている」

また、面接指導や一時保護など児童相談所が対応した件数は1786件に上り過去最多を更新しました。