大分県国東市に伝わる民俗芸能「吉弘楽」の保存会メンバーが13日、ユネスコの無形文化遺産登録の認定書を授与された喜びを佐藤知事に報告しました。
国東市におよそ700年前から伝わる「吉弘楽」は、伝統的な衣装をまとった踊り手が太鼓を打ち鳴らしながら舞うのが特徴の民俗芸能です。

日本各地で伝承されてきた「風流踊」のひとつとして、去年11月、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録され、7月10日、文部科学省から吉弘楽を継承する保存会に認定書が授与されました。
13日は国東市の松井督治市長や保存会の清原修治副会長らが佐藤知事を表敬訪問し、認定書の交付を報告しました。この中で清原副会長は「ユネスコ文化遺産の名に恥じないよう、一丸となって「吉弘楽」の保存・継承活動に従事していきたい」と今後の抱負を語りました。

吉弘楽は毎年7月の第4日曜日に国東市武蔵町の楽庭八幡神社で行なわれ、今年は無形文化遺産登録後初めてとなる踊りが7月23日(日)に披露されます。