新型コロナの感染が拡大。RSウイルスが過去最多を更新するなど、大分県内で感染症が増加していて県が注意を呼びかけています。
(県福祉保健部藤内修二理事)「コロナ・RSが増えた背景には・エアコンを入れて締め切ったがための換気の悪さ」
県は12日、臨時会見を開き新型コロナやRSウイルスなどの感染症が県内で拡大しているとして、県民に注意を呼びかけました。
7月9日までの1週間に58医療機関で報告された新型コロナの感染者数は682人で1医療機関あたり11.76人でした。5類に移行した5月からは緩やかな増加傾向となっていましたが、先々週から急拡大し、今回は前の週から1.87倍となっています。
(県福祉保健部・藤内修二理事)「増加のスピードが上がってきました。5類になって警戒感が薄らいでいるかもしれないが、感染対策を改めてお願いしたい」
また、子どもに感染が多い呼吸器感染症のRSウイルスは1医療機関あたり10.25人で過去最多となっています。
このほか、夏風邪のヘルパンギーナは5.67人と警報水準が続いているほか、インフルエンザは3.21人で季節外れの流行が続いています。
県はエアコンを使用する際の適切な換気や体調不良の場合は仕事を休むといった感染拡大防止策を呼びかけています。