サッカーJ2で現在3位の大分トリニータは得点力アップへの補強としてJ1・7位のサンフレッチェ広島からFW・鮎川峻(21)を育成型期限付き移籍で獲得することがわかりました。7日にも登録を完了させ、9日の清水戦から出場可能となる見込みです。
鮎川選手は、広島のユース出身で2020年にトップチームに昇格しました。また、17歳以下、18歳以下日本代表に選出され、4月下旬にはU―22日本代表候補トレーニングキャンプにも召集されました。身長164センチと小柄ながら、一瞬のスピードで裏を取りゴールへの嗅覚も鋭いストライカー。広島OB・佐藤寿人さんも期待を寄せるホープです。

プロ2年目の2021年にJ1で19試合に出場し1得点、リーグカップで6試合1得点、天皇杯で1試合に出場しブレイクすると、2022年2月の鳥栖戦では開幕スタメンも勝ち取りました。
しかし、その後足の骨折による長期離脱もあり、J1で3試合にとどまっていました。今年はリーグ戦3試合、リーグカップに5試合出場しています。トリニータはJ2で昇格プレーオフ圏内の3位にいますが、チーム得点数はリーグ11位の29得点、複数ゴールを上げた試合は24試合中8試合と得点力が課題でした。
フォワード陣が相次ぐケガやコンディション不足に苦しむ中、鮎川選手の一刻も早い活躍が期待されます。鮎川選手は、7日からトリニータのトレーニングに合流し、汗を流しています。クラブは7日にも登録を完了させ、早ければ次節、9日の清水戦から出場できる見込みです。