あとを絶たない特殊詐欺被害を防ぐため大分県警は高齢者などに電話で注意を呼び掛けるコールセンターを開設しました。
県警は特殊詐欺被害防止のコールセンターを8年前から毎年民間企業に委託して開設しています。1日の開所式では県警の足達竜二生活安全部長が「被害者を一人も出さない強い気持ちで業務にあたってください」とあいさつしました。
(吉田キャスター)「大分市中心部に設けられたコールセンターです。こちらでは女性スタッフ2人が常駐し、注意を呼び掛ける電話をかけています」
コールセンターでは捜査で押収した名簿をもとに、オペレーターが被害にあう可能性のある高齢者に電話して、犯行の手口などを具体的に伝え注意を呼びかけます。県警によりますと、今年、県内で発生した特殊詐欺の被害額はおよそ1億9000万円で去年の同じ時期に比べ2倍近くに増加しています。
(県警 安心・安全まちづくり推進室・高橋直樹室長)「コールセンターの職員が固定電話に電話することによって、犯罪の手口を知っていただき、県民の抵抗力を高めていきたい」
特殊詐欺被害防止コールセンターは来年1月末まで開設されています。