大分県内の4月の有効求人倍率は求人数が減少した一方、求職者数が増加し、2年4か月ぶりに下落しました。
大分労働局によりますと、大分県内の4月の有効求人倍率は「1.43倍」で前の月から0.04ポイント減少しました。前の月と比べて求人数が減少した一方、求職者数が増加したことが要因で、下降に転じたのは2020年12月以来2年4か月ぶりです。
これに伴って就業地別の有効求人倍率も1.58倍と、前の月から0.03ポイント減少しています。産業別では主要9業種のうち建設業が12.7パーセント増、卸売・小売業が9.4パーセント増などと4業種で増加しています。
今後について大分労働局は「依然高い水準ではあるが、物価上昇が与える影響に注視が必要」と分析しています。