登下校中の交通事故を防ごうと、大分市内で25日から通学路の安全点検が始まりました。
大分市教育委員会は11年前に全国で子どもが犠牲となる交通事故が相次いだことを受け、毎年通学路の点検を実施しています。このうち大在小学校の通学路では、市の職員や警察官らが校長の説明をききながら危険性を確認しました。
通学路のひとつ、角子原陸橋では子どもたちを車から守る防護柵や橋から転落を防ぐフェンスの設置について意見が交わされました。また、来年春に開校する大在東小学校の校区でも横断歩道の設置や国道沿いの交差点に防護柵を設置するといった多くの要望がすでに上がっています。
こうした改善要望は今年度、大分市内の幼稚園や小中学校から117件寄せられていて、昨年度より25件増えたということです。
(大分市教委学校教育課・伊藤寛さん)「子どもの命というのは本当に宝です。だからこそ、できることをそれぞれが協力しながら、子どもたちの安全を守ることが大切」
市教委は要望のあがった箇所を順次点検し、8月以降、改善を進めることにしています。