本格的な雨や田植えの時期を前に豪雨による災害を防ごうと、大分県内各地でため池の管理状態を確認するパトロールが行われました。
この点検作業は2020年の九州北部豪雨でため池の決壊による災害が起きたことをきっかけに本格的な田植えシーズンに備えて3月中旬から行われています。対象は下流に民家などがあり、決壊すると災害が想定される防災重点農業用のため池1029か所です。
26日は杵築市の「長谷ため池」で管理者や県と市の担当者ら10人が水を出す設備の状態や漏水がないかなど15項目を点検しました。
(農事組合法人 小狭間代表・藤原洋三さん)「農事組合法人の会員だけでどうするということもできませんので行政と一緒になって災害のないような対策を取っていきたい」
県は点検結果を集約して必要な場合は5月15日から現地視察や対策工事を検討するということです。