法律や司法制度をより身近に感じてもらおうと、大分県内の中学生が大分地裁で架空の殺人事件を想定した模擬裁判を体験しました。
この体験会は法律や司法制度を身近に感じてもらおうと県弁護士会が毎年春休みに開催しています。29日は県内の中学2年生5人が参加し、架空の殺人事件の刑事裁判で裁判員を体験しました。実際の法廷で行った模擬裁判では現役の弁護士が検事や証人などを演じ、中学生は裁判員として証人に質問を投げかけました。その後、参加者は別室に移り被告が有罪かどうかを話し合いました。
(参加した中学生)「封筒を持ち去ったという行動自体が合理的じゃないと思うので計画的に殺す気が合ったというものでもない」「そんな冷静な判断ができるのは自分が相手を殺したからでは」「(被告人に)悪意があると思うんですよ、だけど別に殺してはないと思います」
(県弁護士会・熊谷洋佑弁護士)「裁判の雰囲気を知ってもらって裁判ってこんな風に展開しているんだ、そこから面白いなと興味を持ってもらって法律の世界にも興味を持ってもらえたらと思います」
参加した中学生は活発に意見を交わし裁判と法律の理解を深めたようでした。