家庭でも学校でもない子どもの第三の居場所として、夕食や入浴といった生活を支援する新たな施設が大分県日田市に完成しました。
日田市にオープンした「日田ひなた拠点」は、子どもの第三の居場所として日本財団の助成を受けて中津市の社会福祉法人が設置しました。28日は開所式が行われ、食事室や学習室を備えた施設が公開されました。利用対象は家で1人で過ごすなど課題を抱えた児童で、放課後から午後8時まで学習支援のほか、夕食や入浴といった生活支援が行われます。
(社会福祉法人清浄園・出納皓雄理事長)「今の子どもの問題はほとんど子ども自身の問題ではなく社会問題ですから遊びに来た子どもたちが自分自身で主体性をこの場所で作っていくような、あそこに行きたいという場所にしたい」
日田ひなた拠点は、2月20日に事業を開始し15人程の児童が利用登録をしています。県内で「子ども第三の居場所」が開設されるのは3か所目です。