同じく7月豪雨で被災した日田市の天ヶ瀬温泉でも4日、旅館を利用する観光客の姿が見られました。

(観光客)
「温泉が気持ちよかったです。年に3回ぐらい来ます。川の雰囲気とレトロなところが気に入っている」
「車で通って立ち寄り湯と書いてあったから来た。気持ちいいですよ温泉好きだから」

しかし、天ヶ瀬温泉旅館組合によりますと、12ある旅館のうち7軒が現在も休業に追い込まれたままです。温泉街を流れる玖珠川沿いで現在営業しているのは「湯の香荘」のみです。

(湯の香荘・安達吉典代表)
「当時は大変で何度も辞めようかと思った。先が見えないから少しでも見えればね。各ホテル・旅館のみなさんも同じ気持ちだと思いますよ」

再建されたシンボルの赤いつり橋


2020年7月、「湯の香荘」では濁流が押し寄せ、1階部分などが浸水。去年11月にようやく営業を再開しました。それだけにこの連休の人出に元気づけられたと話します。そして、再開を目指して力の限りを尽くすほかの旅館のためにも前を向き続けます。

(湯の香荘・安達吉典代表)
「明かりを灯すことによって他の旅館の経営者の方も頑張ろうかという気になると思う。とにかく頑張るだけ頑張ろうとそういう気持ちで今はいる。もう辞めようとは思いませんよ」

少しずつにぎわいを取り戻しつつある温泉街。観光客の訪れが復興への何よりの希望となっています。