おととしの7月豪雨で被災した大分県内にある2つの温泉街「湯平温泉」と「天ヶ瀬温泉」。行動制限のないゴールデンウイークを迎えた被災地を取材しました。

由布市湯布院町にある「湯平温泉」。このうち「旅館まるや」ではゴールデンウイーク期間中、5室ある客室は連日ほぼ満室。久々の活気に安堵の声が聞かれました。

(旅館まるや・麻生幸次代表)
「やっぱりうれしいですね。経営をこのままやっていくか岐路にたった宿もあると思う。だからこそ今回のゴールデンウイークでこれだけ客が多いということに関してはいつも以上に喜びを感じている」

湯平温泉は長引くコロナ禍に加え、おととしの7月豪雨で被災し、観光客の落ち込みが続いていました。あれからまもなく2年。湯平温泉観光協会によりますと、今回の大型連休では19ある旅館で軒並み予約が好調だということです。訪れた宿泊客からも復興を応援する声が聞かれました。

(宿泊客)
「落ち着いてゆっくりできたので楽しかった。来る途中に土砂崩れを見てびっくりしたけど、全然そんなことを感じさせなかった」
「水害で旅館が流されたと聞いたので、今度は湯平に泊まって応援したいと思う」

湯平温泉街にある石畳の坂


温泉街では今回のにぎわいを復興への足がかりとして今後の集客につなげていきたいと意気込んでいます。連休明けには「新しいおおいた旅割」が再開。国の観光支援策にも期待が高まります。

(旅館まるや・麻生幸次代表)
「これからも感染対策と付き合っていくことを覚悟しているが、お客に対し今までとは違う湯平を作っていきたいという思いがある」