マスクの着用が個人の判断となって1週間。20日発表された大分県内の新型コロナ感染者数は12人で減少傾向が続いています。

(井口尚子キャスター)「マスクの着用が個人の判断となってからきょうで1週間大分市の中心部ではまだマスクをつけている人が多い印象です」

20日午前の大分市中心部の様子です。屋外にも関わらずマスクを着用している人が目立ちました。

(街頭で)「やっぱり不安だから付けた方がいいかなと」「もういいかなと思うけどみんながしているからやっぱりしないといけないかなと思って」「花粉症がひどいのでコロナとか関係なしにマスクが取れない」「大体外しています(マスクを付けなくなって)すっきりしてます」

大分大学医学部の西園教授は、20日のOBSのインタビューを受ける時にはマスクの着用を選択しました。

(大分大学医学部微生物学講座・西園晃教授)「このインタビューの距離となると呼気中にウイルスが飛ぶ可能性があります。病院を抱えているというところがあるのでマスクを付けます」

着用するかどうかは、重症化のリスクや個々人の考え方を整理して判断していくことが大切と考えています。

(大分大学医学部微生物学講座・西園晃教授インタ)「オミクロンになってからは重症化のリスクが少ない人たちの間ではほぼ、風邪に近いものになっている。いろんな可能性を考えてやっぱりかかりたくないと思う人にとってはマスクはしておいていいし、それをどちらかに色分けして押し付けることはすべきではない」

一方、20日発表された県内の新型コロナの感染者数は12人。20人を下回るのはオミクロン株の流行が始まった去年1月以来1年2か月ぶりです。

年代別の陽性者数は、0歳が1人、1~4歳が0人、5~9歳が2人、10代が2人、20代が1人、30代が0人、40代が3人、50代が1人、60~64歳が0人、65~69歳が1人、70代が1人、80代が0人、90歳以上が0人です。

一日の新規感染者数は6日連続で前の週の同じ曜日を下回り、マスクの着用基準が緩和された中でも増加の兆しは見られません。死者とクラスターの発表はありませんでした。

20日時点のコロナ病床の入院者数は37人で、病床使用率は6.4パーセントまで低下しています。