京都の相国寺などに伝わる貴重な美術品を一堂に紹介する展覧会が、新たに5点の重要文化財を加え大分市の県立美術館で開催されています。

県立美術館で開催中の「大本山 相国寺と金閣・銀閣の名宝」と銘打った展覧会は京都の大本山相国寺をはじめ、金閣寺や銀閣寺などで守り伝えられてきた貴重な禅画や茶道具などを紹介しています。

古田織部「黒織部沓茶碗」

27日から新たに加わったのが長さ3.5メートルを超す水墨画で、迫力ある滝を描いた円山応挙の「大瀑布図」です。

円山応挙「大瀑布図」

また、金閣寺大書院の襖絵で松や鶴を描いた伊藤若冲の水墨画の代表作4点の合わせて5点。いずれも国の重要文化財に指定された作品です。

伊藤若冲「金閣寺大書院の襖絵」

この展覧会は来年1月22日まで大分市の県立美術館で開催されています。