指揮官の叱咤と朝5時半の決意
12月上旬、大会が近づく中、グラウンドには林監督の怒号が響いた。
林監督:
「ボールを動かされてアプローチ1回行ったら終わり?ふざけるな!シュートを打たれようとしているのに次の攻撃のことを考えている。守れなくて点をとられたら次の攻撃はない。楽してるよ!好きなことだけしようとしている」
相手を分析・観察し、長所を消して弱点を突く。これを林監督は『カメレオンサッカー』と表現し、チームに浸透させてきた。その基盤は徹底したハードワークによる「良い守備から良い攻撃」への切り替えだ。
林監督:
「きょうのトレーニングを見ていて勝ちたいチームじゃないよね。でもこのきつい準備が勝敗を分けてくる」
ディフェンスリーダーでU-17日本代表候補のDF4・伊藤白羽(2年)は、あの日から意識が変わったという。
伊藤:
「林先生は守備の監督。きついときでも顔に出さず走り切ることを改めて徹底しました」
選手たちは、自身を見つめ直し、自主的に朝5時半からの練習を全員で取り組んだ。さらには3年生12人全員が率先して行動し、下級生主力のチームをその姿勢でけん引した。






















