終わりの見えないアメリカ・イスラエルとイランの攻撃の応酬。イランの死者が1000人を超える中、戦火はイスラエルの隣国レバノンにも拡大しています。
トランプ大統領
「戦況は控えめに言っても極めて順調だ。誰かが『10点満点で何点か?』と尋ねた。私は『15点くらいだ』と答えた」
イラン攻撃の成果をこう誇示したトランプ大統領。「我々はいま非常に有利な立場にあり、イランの指導層は急速に崩壊しつつある」と強調しました。イランへの攻撃を強めるアメリカとイスラエル。イランの国営通信はこれまでに1045人が死亡したと伝えています。ヘグセス国防長官は1週間以内にイランの制空権を確保する見通しを明らかにし、そのうえでさらなる大規模攻撃への準備を進めているとしました。
ヘグセス国防長官
「アメリカは圧倒的に勝利を収めている。容赦なく、壊滅的なまでに」
一方、イラン側は、イスラエルやアメリカ軍の拠点のある中東各国への報復攻撃を続けています。さらに、レバノンを拠点とする親イランのイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」がイランに連帯を示し、イスラエルを攻撃するなど戦線は拡大しています。
イスラエル北部、レバノン南部の国境から200メートルほどの町。サイレンは「ヒズボラ」からの攻撃を報せるものです。
記者
「ここはテルアビブと違ってレバノンに非常に近い所ですので、サイレンがなって数十秒でロケットやドローンなどが着弾する可能性があります。(爆発音)爆発音が大きく響いています」
シェルターには、住民も避難していました。
住民
「もうここから逃げ出したい。精神が耐えられません」
サイレンがなるたび避難することが、この女性の「日常」だと言います。
住民
「自分の感情が分からない。身体の感覚が普通じゃないのです。とても混乱していて、本当に安心できるものなんて何もない」
女性は町から避難することを決めました。短い時間で荷物をまとめ、必要最低限のものだけを車に詰め込みます。
住民
「どれくらいの期間、避難すべきかわからない。とてもつらい…簡単じゃない…」
今後どこで避難生活を送るのか、いつまた、ここに戻ってくることができるのかは分かりません。一方で、イスラエルもレバノンに激しい攻撃を行っています。
記者
「まさにいま煙が上がっている場所が分かると思います。あの辺りからイスラエル軍がヒズボラの拠点に対して攻撃を強めているというところです」
イスラエル軍はレバノン南部だけでなく、首都ベイルートも空爆。レバノンではこれまでに70人以上が死亡しました。さらにイスラエル軍は4日、レバノン南部の数十の国境沿いの村の住民に「即時」の退避を勧告し、攻撃を強めることを示唆しました。
拡大の一途をたどる戦線。市民は終わりの見えない恐怖の中で逃げ続けることしかできません。
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