「真っ暗で血だらけ」初めて訪れた事件現場
事件から数日後、山名さんは警察に案内され、初めて現場を訪れた。
「家の中は真っ暗でした。足の踏み場もない状態で、白い服に着替えて、足跡をつけないようにシートも用意されていました」
室内には凄惨な光景が広がっていた。壁や床だけでなく、電気のスイッチにも手形のような血痕が残っていたという。
「リビングとすぐ隣の部屋が血だらけの状態でした。玄関近くのスイッチには血の付いた手で触った跡もありました。血が流れていたようなところもあり、誰かが何回か触ったんだろうなと思いました。現実離れした光景で、今でも鮮明に記憶に残っています」






















