トリニータを運営する大分フットボールクラブの榎徹社長が14日会見を開き、来年1月に退任することを正式に発表しました。

榎徹氏は2016年県の職員から大分フットボールクラブの社長に就任。Jリーグ参加資格を失う債務超過の解消に尽力し、2019年に企業再生ファンドから株式を全て買い戻して経営再建に目途をつけるなどJ3からJ1への昇格を経営面から支えました。

結果に関わらず今季限りでの退任を考えていたという榎社長は「1年でのJ1復帰という目標を達成できなかった経営責任も感じている」と話しました。

(榎徹社長)「反省するところは多々あるんですけど、後悔というのはしていません本当にありがたい。そしてある意味、苦しかったけど楽しかったという7年間でした。改めて感謝申し上げます」

榎社長の後任には常務の小澤正風氏がクラブ初となる生え抜きの社長に昇格する予定です。

小澤氏は会見で「監督、選手、スタッフと協力して根太いクラブを作っていきたい」と抱負を話しました。