度重なる水害を機に計画された竹田市の玉来ダム。事業化から30年を経て本体工事がようやく完了し、7日記念式典が行われました。

竹田市を流れる玉来川の上流部に完成した玉来ダムは、洪水調節を目的とした治水専用ダムです。

1982年と1990年の水害を機に計画されたもので、総貯水容量は409万立方メートル。過去、最大規模の降水量にも耐えうる設計となっています。

事業化から30年あまり、事業費およそ310億円をかけてようやく本体工事が完了しました。

(竹田市・土居昌弘市長)「ダムが出来たおかげでこれから竹田市の安心安全が高まったと思います。引き続き防災・減災を築いていきたい」

県は引き続き周辺整備を実施し、玉来ダムは2023年4月に運用が開始されます。