地域で作る、防災への絆

去年からさらに輪を広げようと、小中学校ごとの30校区に対象を変更。それぞれでアイデアを出し合い、独自のかわら版を制作しています。

自治会長 伊藤新一さん:
「子どもたちがおると、親が来るし、じいちゃんばあちゃん、知り合いも集まる。そういった祭り感覚で防災に取り組むことも、いいんじゃないかな」

各校区で80枚ずつ制作されたポスターは地域に掲示されています。咸宜小学校区のガソリンスタンドに今年作られた6枚が貼られると、店員からは「知っている顔が何人かいますよ、見たときに親近感がありますね。良いと思います」といった好意的な声が聞かれました。

地元で考え、地元で作り、地元に呼びかける防災かわら版。啓発だけでなく、地域のつながりを深める大切な役割を果たしています。

日田市連合育友会 樋口晋典理事:
「このポスターを通じて、子どもたちや若い世代が防災について関心を持つきっかけになってくれればと思っております」

ひた水環境ネットワークセンター 河津勇成理事:
「日田市中の子どもたちが『私出たバイ』となれば、防災シーズンの際、気をつけようという風になると思います」

地域によって災害のリスクは様々です。あなたの地域はどんな言葉で、どんな形で呼びかけますか?