佐賀関で発生した大規模火災は、4日完全鎮火に至ったものの、焼損した現場がほとんど手つかずの状態で、住民による災害ごみの片づけが少しずつ進んでいます。

火災の現場近くには、3日から災害ごみの一時集積所が設けられ、壊れて使えなくなった冷蔵庫や金庫などが持ち込まれ、受け入れは徐々に進んでいる状況です。

持ち込まれた冷蔵庫と金庫

大分市では、被災した家電のほか、崩れたコンクリートや金属類などの持ち込みを想定していて、集められた災害ごみは佐野清掃センターに運ばれ処分されます。

今回の火災は、4日、飛び火した無人島が鎮火したことで「完全鎮火」となりましたが、現場には骨組みだけとなった住宅などが今も残されています。

被災した家屋の撤去や解体については、市が国の補助を受けて費用を負担します。作業は年明けの1月から始まり、11月頃までの完了を目指しています。