PTAが地域防災のけん引役に
動画と連動して、方言による呼びかけを盛り込んだポスターも制作されています。撮影に参加した子どもたちからは、「おじいちゃんに見てほしい」「楽しい思い出になった」「災害時には近づかないように気をつけようと思った」といった声が上がりました。

この取り組みを主導しているのは、日田市のPTAにあたる「育友会」です。地域住民も会員として参加しているのが特徴で、市全体で組織しているのは大分県内で日田市だけです。
いつま小学校 縄田早苗校長:
「初めて日田に来たとき驚きました。ポスター作りには、地域の人も保護者も入っていて、その姿を子どもたちは生で見ているので、それがまさに防災学習だと思っています」
防災かわら版は、2021年にNPO法人「ひた水環境ネットワークセンター」が始めた取り組みで、自治会ごとに防災を呼びかけるユニークなポスターを作成しています。その後、育友会が加わり、活動の幅を広げました。

ひた水環境ネットワークセンター 河津勇成理事:
「みんなで頑張っていろんなキャラクターが出てるからおもしろいと思う。今年も水害がないのが一番良いんやけどね」