人手不足の解消や教育の質の向上に向けて、大分県教育委員会は今年の採用について、去年より37人増やした533人を予定しています。

県教育委員会は2日、今年の教員採用予定者数について去年より37人多い533人とすることを公表しました。

大量退職期による人手不足の解消や、正規職員の積極採用で教育の質の向上につなげたい考えで小学校は170人、中学校は120人などとなっています。また、多様な人材の確保に向けて、社会人経験者の特別選考枠を倍増し10人としています。

4月7日から出願の受付けを開始し、1次・2次試験は1か月前倒しした去年とほぼ同じ時期の6月と8月に実施します。

県教委では今年初めて1次試験を東京や福岡でも実施するほか、大学3年生の前倒し受験を可能にして受験者数の増加を目指しています。

県教委の採用試験の倍率は2001年度には18.5%でしたが、右肩下がりの傾向が続き2024年度は2.6%で人材確保が課題となっています。