日本銀行大分支店は1日、3月の景気動向を発表し、大分県内企業の景況感は6期ぶりに改善しました。
県内151社を対象に実施した日銀大分支店の短期経済観測調査によりますと、3月時点で「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を差し引いた指数「DI」は21ポイントでした。

去年12月から7ポイント上昇し、おととし9月以来、6期ぶりに改善しました。今後について、日銀大分支店は人材不足によって先行きに不透明感もあると分析しています。
(日本銀行大分支店・安徳久仁理支店長)「高い賃金を払う会社しか人を雇えない状況となってきている。人材を確保できるかどうかという面で明らかに淘汰が進んでいかざるを得ない」
雇用人員判断を示す指数は前回、去年12月より悪化していて、人材不足は今後、県内でも深刻さを増すとみられています。