レゾナックから石油化学事業が分社化した「クラサスケミカル」が今年1月に誕生しました。山田暢義大分コンビナート代表が取材に応じ、今後の抱負を語りました。
大分石油化学コンビナートに本店を置くクラサスケミカルは、1969年に操業を開始した旧昭和電工がレゾナックへの社名変更を経て今年1月、石油化学事業を分社化しました。

(山田暢義大分コンビナート代表)「自動車や建築エレクトロニクスなど様々な産業で使用されています。私たちの事業は生活経済の基盤を支える重要な役割を果たしていると自負しています」

クラサスケミカルは石油から精製した「ナフサ」を熱分解し、プラスチックやゴム塗料などの原料を生産。年間の売り上げは3000億円を超えるほか、クラサスドーム大分のネーミングライツを取得するなど地場企業として存在感を示しています。
(山田暢義大分コンビナート代表)「地域社会に根ざした企業として信頼され、身近に感じていただける会社でありたい。『明日のくらしを化学で支える』この実現を目指すとともに強みをいかした事業展開を続けて、大分の発展成長に貢献していきます」
クラサスケミカルは早ければ2年後に上場し、レゾナックからの独立を目指します。