南西諸島を念頭に置いた防衛力強化のため、陸上自衛隊湯布院駐屯地に第8地対艦ミサイル連隊が発足し、30日記念式典が行われました。
湯布院駐屯地に新たに発足したのは第8地対艦ミサイル連隊です。30日行われた編成完結式には隊員らおよそ250人が出席し、本田太郎防衛副大臣から山田大作連隊長に隊の旗が手渡されました。隊員およそ300人で編成される連隊には射程百数十キロの12式地対艦ミサイルなどが配備され、地上から海上の艦船を攻撃する役割を担います。地対艦ミサイル連隊の設置は全国7つ目で、これで国の整備計画がすべて完了したことになります。
一方、駐屯地の正門前では市民団体のメンバー20人が「ミサイルの配備によって他国から攻撃されるおそれがある」などとして抗議の声を上げました。