宇佐海軍航空隊の初代特攻隊長の遺書の公開にあわせて遺族が宇佐市を訪れ、改めて平和の尊さを訴えました。

宇佐市民図書館では、宇佐海軍航空隊の初代特攻隊長で、宮崎県出身の藤井眞治さん(享年27)の遺書や遺品を公開する企画展を開催しています。

これに合わせて28日、藤井さんの弟・治美さんの長男の藤井昭芳さんが来館し、治美さんにあてた手紙や出撃の朝に書いた遺書などを見学しました。

藤井昭芳さん「自分が戦死するんだということを覚悟していても、ああいう笑顔がもてる時間があったのが良かった。戦争状態というのはこれだけの気持ちに人をさせるんだということ、そういう気持ちの葛藤があったんだという記録が残るのは素晴らしいと思います」

戦争の最前線での家族を思う心情などが紹介された企画展は、5月11日まで宇佐市民図書館で開催されています。