大分県にある杵築速見消防組合は28日、勤務時間中に携帯電話のアプリでライブ配信したとして、30代の男性消防士長を戒告の懲戒処分としました。

杵築速見消防組合は、パワーハラスメントや勤務態度不良にあたるとして3人の懲戒処分を発表しました。

このうち、日出消防署に勤務する30代の男性消防士長は、去年5月から12月までの間、勤務中の仮眠時間に、携帯電話のアプリで趣味のキャンプに関するライブ配信をしていました。署内の会議室や仮眠室などから月に約4回、1時間程度の配信を繰り返していたということです。

配信を見た視聴者からの指摘で発覚し、杵築速見消防組合は「戒告」の懲戒処分としました。聞き取りに対し、消防士長は「アプリのイベントに参加するために配信し、仮眠時間中であれば問題ないと思っていた」と説明しているということです。

また、消防本部に勤務する40代の男性消防司令補は、男性部下に対し、「お前はだめだ」「このくらいわからないのか」などと威圧的に叱責しました。また、酒の席で脇腹をつねるなどの行為を繰り返し、パワーハラスメントにあたるとして停職1か月の処分を受けました。

そのほか、消防本部に勤務する50代の消防司令補は、役職に就いた2016年からパワハラや職場内の秩序を乱したとして減給10分の1・1か月の処分を受けています。