母親とともに大分市から東南アジアのマレーシアに移住し、現地の学校に通う子どもがいます。多民族の国で学び得られている体験について、一時帰国した親子に聞きました。

大分市に住む井本さん親子。去年4月に母親と子ども3人でマレーシアに移り住みました。父親は日本で働いています。マレーシアを選んだ理由は。

(母親・井本安栄さん)「多民族国家ということですね。現地の子どもたちもいろんな子がいるし、プラス留学生でいろんな国から来ているので、それはすごく日本と違う」

子どもたちが通っているのは、首都クアラルンプール近郊のインターナショナルスクールです。自然豊かで、広々としたグラウンドがある環境に魅力を感じました。

子どもたちは最初言葉の壁にぶつかりましたが、英語サポートも充実していて、長男の悠大さんは授業中、積極的に発言するまでに成長しています。

(長男の悠大さん)「最初は苦労しました。日本の授業に比べると授業中でも、わちゃわちゃした感じで、とてもみんなフレンドリー、手をあげなくても普通にみんな発言しています」

教育目的で日本から海外移住する親子は増えているそうです。母親の安栄さんはその魅力の一つとして教育内容をあげています。

(母親・井本安栄さん)「探求型の授業が必ず毎日あるのが大きいかなと思います。社会と理科とアートを融合させたような授業になっていて、3か月ほどかけて1つのテーマを追いかけていく場合が多いようです」

多様性豊かなマレーシアで親子はあと1年過ごす予定です。子どもたちの目標は。

(次男・應介くん)「英検準2級に合格して、学校で転校してきた外国人の子に教えてあげたりできる」

(長男・悠大さん)「社会が国際化しているので、自分の英語力を使って外国から来ている人ともコミュニケーションを取っていきたいと思っています」