大分県立高校の通学区域制度について県内の7割を超える中高生が「全県一区」を希望していることがわかりました。
4日開かれた県議会の文教警察委員会で県教委の通学区域制度検証委員会が実施したアンケートの結果が報告されました。

アンケートは県内の中高生とその保護者のあわせて5万2161人が回答し、全県一区制度を希望すると答えたのは高校生で83.7%、中学生で73.3%で保護者もほぼ同じ割合です。一方、中学と高校の校長で全県一区制度を希望しているのは半数でした。
また、地域外の県立普通科を希望する中学生のうち、分割通学区制度を導入した場合「居住地に応じて普通科を受験」と答えたのは57.9%でした。
この結果について、4日の委員会では生徒の回答理由や地域住民へのアンケートを求める意見が出ました。
検証委員会では議会側の意見も踏まえた上で協議し、結果を県教育長に答申します。