通院が困難な患者の負担を軽減するため、大分県内で初めて遠隔医療を行うオンライン診療車が杵築市の病院に導入され、18日披露されました。
杵築市立山香病院で行われたお披露目式では、市や病院の関係者らがテープカットをして事業開始を祝いました。

このオンライン診療車は、国の補助金を活用して市と病院がおよそ3900万円をかけ県内で初めて導入します。車内には腹部エコーなどの医療機器が搭載されていて、患者の超音波画像などを遠隔地にある病院と共有し診療に役立てられます。
(杵築市立山香病院・小野隆司院長)「早期診断とかを、自宅で詳しいところまでもし分かって、初期に難しい病気も発見できたとしたら、これは価値があるのかもしれないというふうに思っています。病院にとって何に役立てるのか一緒に進めていきたい」
オンライン診療車は4月から本格運用され、過疎地医療の充実が期待されています。