「空飛ぶクルマ」の社会実装に向けて、大分県はJR九州や車の開発メーカー・スカイドライブと全国で初めてとなる連携協定を結びました。
6日はJR九州の古宮洋二社長とスカイドライブの福澤知浩社長が県庁を訪れ、佐藤知事との3者で包括連携協定書に署名しました。

スカイドライブは空飛ぶクルマの国内メーカーで、去年7月からJR九州と九州エリアで事業の可能性を検討してきました。社会実装では観光地である別府・由布院間の運航を想定していて、鉄道で60分、自動車で40分かかる15キロ区間を15分ほどで移動できるようになります。

(JR九州・古宮洋二社長)「佐藤知事がぜひ取り組みたいという話がありまして、地理的にも非常に適しているので第一弾としてやっていこう」
(スカイドライブ・福澤知浩社長)「全国でも大分県が空飛ぶクルマの先進県になると思っていますし、この大分の地で最初に実装したいと思っています」
協定を結んだ3者は具体的な発着場や航路の検討を進めた上で、空飛ぶクルマが国の型式証明を取得できれば、2028年度に国内初の運航開始を目指します。