大分市内の事業所が新たに開発した商品やサービスの魅力をPRする発表会が、21日開かれました。

この発表会は中小企業や小規模事業者の販路拡大につなげようと、大分商工会議所が年に2回開催しています。今回は大分市内の11の事業所が参加して報道関係者や金融機関の担当者に新しい事業の内容をPRしました。

足のサイズ分、先端が前方に曲がったこちらの杖は…

(フォレストゼミナール・森達雄代表)「立っているときに杖の先端が一足長(足のサイズ分)前方にあります。グリップの位置が上がってくるので、姿勢よく歩けるとともに、たわむところが推進力に変わっていきます」

独自のデザインで歩行のサポートをはかる杖は「地方発明表彰」や「グッドデザイン賞」などを受賞しています。

葬祭事業を展開するファインは、単身世帯の増加を背景に「おひとりさま相談室」を新たに開設。任意後見契約を結び、生前の生活から死後の手続きまで家族に代わってサポートします。

(ファイン・茶屋元崇行統括本部長)「地域に1人で悩みを抱えている高齢の方がたくさんいらっしゃるので、24時間対応している葬儀社の強みをいかして手を携えて寄り添いながら、サポートができたらいいと思う」

大分商工会議所は2025年度も発表会の開催を予定していて、今後も優れた商品やサービスの普及に努めたいとしています。