スポーツイベントの開催中に大規模なテロ事件が発生したことを想定した対応訓練が16日、大分市で行われました。
この訓練は国民保護法に基づき、テロ事件に対する対処能力の向上を図るため、国や県などが実施したもので、警察や自衛隊など39の機関からおよそ420人が参加しました。
16日の訓練は、大分市のクラサスドーム大分でスポーツ大会の開催中に有害な化学物質がまかれて多数の負傷者が出たという想定で行われました。

警察や消防が観客の避難誘導や化学物質の除染作業を行ったほか、災害派遣医療チームがけがの程度に応じて負傷者を適切に処置する「トリアージ」にあたり、応急手当の手順を確認しました。
県は訓練の成果を検証し、初動態勢の強化につなげたいとしています。