家計を直撃、値上げの秋が続きます。原材料価格の高騰や急速な円安などの影響で、10月からは年内最多となる6500品目を超える値上げが控えています。

大分市のスーパー「コープ下郡」。売り場にはいたるところに10月からの価格改定を知らせるカードが。中でも、品目として最も多いのがアルコール飲料。ビールや発泡酒、チューハイなど1缶あたり10円程度値上がりします。例えば人気商品のアサヒスーパードライは206円から217円に引き上げられます。同じく、コカ・コーラ社をはじめとした飲料も10円前後の値上げです。

(コープ下郡・戸高優也副店長)「値上げのお知らせをして、値上がり前の買い物を勧めている。毎日ビールを飲むという人はケースで買っていくことが多い」

また、ソーセージなどの加工食品も、プリマハムや丸大食品の一部商品で30円から40円の引き上げ、もしくは内容量を減らす「実質値上げ」となります。

キユーピーと味の素のマヨネーズ、それに森永乳業のスライスチーズ類はそれぞれおよそ30円の値上がりです。毎月のようにやってくる値上げラッシュに消費者は。

(買い物客)「家計にも響くので、できればこのまま据え置いて欲しい」「これがいつまで続くのかと考えたら困る」「なるべく安い安いで…安いものを選んで買う」

(コープ下郡・戸高優也副店長)「企業努力で利益を抑えて販売している商品もあるし、インターネットの情報などを見ながら活用してほしい」

このほか、外食産業ではマクドナルドをはじめ回転寿司チェーンなどが値上げを決めています。全方位から押し寄せる価格高騰の波。食品や乳製品の値上げは11月以降も続く見込みです。