障害者グループホームの開設を巡り、大分市の福祉事業者が開いた地元説明会で県職員の男性が障害者を誹謗中傷する文書を参加者に配布していたことがわかりました。

県などによりますと2022年1月、県土木建築部の課長補佐級の男性職員(50代)が障害者グループホームの開設に向けた説明会で参加した地元住民ら40人に利用者が引き起こすトラブルと題した文書を配布しました。

具体的には「窓から隣の家を長時間のぞく」や「近隣住民のごみをあさる」など6項目が記載されていました。

グループホームは4月に開所しましたが、事業所の代表は「県職員の行為に非常に憤りを感じる」と話しています。

今回の事態を受けて、県は男性職員に対して注意を行うとともに「公務外とはいえ公務員としてふさわしくない行動で引き続き研修を実施する」としています。