世論の賛否が割れたまま行われた安倍晋三元総理の国葬。大分県内でも追悼ムードが広がった一方、反対集会も開かれました。

安倍晋三元総理の国葬は午後2時から東京・日本武道館で行われ、国の内外からおよそ4300人が参列。大分県内からは広瀬知事をはじめ、日田市の原田市長、九重町の日野町長らが参列しました。

大分県内では県庁と14の市町村で半旗が掲げられました。また、大分市と別府市は国葬に合わせて記帳所を設置。訪れた人が住所と名前を記入して安倍元総理を追悼しました。

(記帳した人)「ありがとうとお疲れ様でしたを言いに来た」「活躍した総理だと思うので偲んで記帳に来た」「いろいろと主義・主張は違うが、亡くなった人を弔うのは大事なこと」

一方、JR大分駅前では市民グループによる国葬の反対行動が行われました。県内から集まった30人がプラカードを掲げて葬儀を中止するよう訴えました。


(憲法・教育基本法改悪に反対する市民連絡会おおいた・池田年宏事務局)「ここで反対の意思表示をしないと黙っておくと賛成に組み入れられてしまう。私たちの世代が黙っている姿を次の世代に残すべきではない」

反対の声がある中で行われた安倍元総理の国葬。そのあり方を巡る議論は葬儀が終わった後も続きそうです。