新型コロナ感染者の全数把握が26日から簡略化。重症化リスクの高い人のみ保健所への届け出が限定されます。
26日は新たに318人の感染を確認。年代別では10歳未満が73人と最も多く、40代までが7割以上を占めています。
居住地別では 大分市156人、別府市31人、日出町5人、杵築市5人、国東市1人、臼杵市12人、津久見市6人、由布市9人、佐伯市22人、豊後大野市8人、竹田市1人、日田市12人、玖珠町1人、九重町10人、中津市18人、宇佐市15人、豊後高田市1人、県外5人となっています。
1日の新規感染者は今月22日以降、5日連続で前の週の同じ曜日を下回っています。
一方、医療機関や保健所の業務ひっ迫を防ぐため、全国一律で「全数把握の簡略化」がスタートしました。大分県内でも保健所への報告対象が65歳以上と重症化リスクのある人に限定されます。対象から外れる65歳未満の重症化リスクの低い陽性者については、受診した医療機関から新設された「健康フォローアップセンター」への登録が案内されます。登録すれば県独自の取り組みとして健康観察や症状の相談が受けられ、症状が悪化した場合でも迅速に対応できる仕組みです。全数把握を簡略化し対象を絞ることで、県は感染者の情報を入力する作業が医療機関と保健所ともに8割程度減るとみています。
(広瀬知事)「陽性者は常時観察ができるような体制になる。こういう形で国のやり方に我々の心配な点を補強しながらすすめる」
簡略化に伴って公表される項目が27日から年代別の新規感染者数とクラスターの発生状況、死者のみとなります。居住地別の感染者数は重症化リスクの高い人に限られ、職業別と感染経路について県として把握しないことになります。