警察官をかたる手口やSNSを悪用した詐欺の被害が後を絶ちません。今年に入って11月までの大分県内の被害額はすでに去年1年間を上回る22億7000万円以上にのぼっています。

県警によりますと、今年に入って11月までに県内で発生した特殊詐欺被害は255件。SNS型投資・ロマンス詐欺は262件となっています。被害額は過去最高の22億7000万円にのぼり、すでに去年1年間を10億円上回っています。

(県警本部安全安心まちづくり推進室神田英樹室長)「いずれも過去最高の件数、被害額となっています。県警察としても非常に重く受け止めているというところです」

最も多い手口は、スマートフォンでの副業やパソコンのサポート名目などの架空料金請求詐欺で140件。次いで警察官などをかたるオレオレ詐欺が59件です。

(県警本部安全安心まちづくり推進室神田英樹室長)「相手がどういった風にだましてくるのかというやり口を知っておくと被害に遭いにくい。人ごとだと思わずに自分にも起こりえるんだと危機感を持って対応していただきたい」

犯行の手口のうち、警察官をかたる詐欺の被害が今年に入って急増していることから、警察が特に注意を呼びかけています。