大分県別府市がブルーラグーン構想に代わって打ち出した「新湯治・ウェルネスツーリズム事業」について、20日の市議会で全貌がわからないなどの指摘が相次ぎました。
別府市議会では20日から一般質問が始まり、森大輔議員はブルーラグーン構想にかわって提案された「新湯治・ウェルネスツーリズム事業」について取り上げ、「既存の観光事業者への影響が大きいため慎重に判断してほしい」と指摘しました。
これに対し長野市長はー
(長野恭紘市長)「既存事業者が稼いでいける、潤っていけるためにご理解を頂けるような努力をこの半年間でしっかりやっていきたい」
また、別の議員から事業の方向性について問われるとー
(長野恭紘市長)「やらなければならないのはある程度規模感のある施設、みなさんの心配がないように資源を共有させてもらう」
このほか「事業の全貌がわからない」、「市民への還元があるか心配」といった指摘がありました。
別府市議会では21日も複数の議員が「新湯治・ウェルネスツーリズム事業」をめぐり質問する予定です。