大分市で起きた時速194キロの車による死亡事故の裁判員裁判で、高速度での走行実験などに参加したプロのドライバーが検察側の証人として出廷しました。
この裁判は大分市大在の県道で2021年2月、時速194キロの車が右折してきた対向車と衝突し小柳憲さん(50)が死亡した事故について、運転していた当時19歳の男が危険運転致死の罪に問われているものです。

8日の第3回公判では、日田市のサーキットで時速190キロで行った走行実験に参加したプロドライバーが証人として出廷しました。
検察からの質問で証人は「速度が上がると車の操作は難しくなる」と証言しました。また、時速194キロという速度については「何かあっても対応できない」などと述べました。
一方弁護側は、事故現場付近のわだちや勾配について数値として説明していないなどと指摘しました。